素振りの角度(夏休みのお勉強♪)

かねてから、菅野先生が「素振りは45°というけれど、もっと水平になるくらいまで振りかぶったほうが速度がでるという論文がある」というお話をされていましたが、その論文について教えてもらいいましたのでここで紹介したいと思います。(慶応義塾大学学術情報リポジトリより)

■ 概要

素振りをする時の竹刀角度を135°、180°、225°、270°の4パターンで、【経験者】と【未経験者】に素振りをしてもらい、素振りの速度の傾向を検証するというものです。水平からの角度になるので、ここでいう135°が、通常言われている45°(垂直から45°)と同じ角度になりますね。

■ 結論

かなりざっくり言うと、素振りの速度だけでいえば225°の時が【経験者】と【未経験者】ともに最も速く振れる、ということでした。

あと、個人的に面白かったのは竹刀と左腕によって構成される角度の変化ですね。振り始めから少しずつ角度が小さく(手首が起きてくる)なり、そのあと急激に角度がつき(手首が曲がる)、素振りの速度が最高点に到達する際に一気に角度がまた無くなる(絞る)みたいです。振り下しに向けて手首にパワーを溜めて、一気にそれを放出することで打突の瞬間に剣先が走る振りになるイメージなのかな?、まさに”手の内”ですかね。

■ 考察

自分がこの論文から読み取ったのは、
 ①体全体を使って大きく振ろう!
 ②手首にパワーを溜めて、打突の瞬間に一気に解き放とう!
という2点でした。

大きく素振りをしよう、手の内が大事、といつも稽古で言われていることではあるんですが、、、こういうグラフなどで見せてくれると個人的にはイメージしやすいかなと思いました。たまには、こういった座学の時間があってもいいかもしれませんね。

では、よい夏休みを!